RALLY ON THE ISLE OF MAN
マン島ラリー
マン島ラリー(旧称マンクスインターナショナルラリー&マンクストロフィーラリー)は1963年に初年度開催、50年以上の歴史をもつ。英国ラリー選手権やヨーロッパ選手権の一戦であり、非常に危険なターマック(舗装路)ラリーの一つとして広く認知さている。過去には5勝をあげたマーク・ヒギンス、トニー・ポンド、ラッセル・ブルックス、ロジャー・クラーク、アリ・バタネン、ジミー・マクレー、コリン・マクレーなど世界中の名だたるラリードライバーが参戦。2016年にはFIA ヨーロッパラリー選手権への復帰を果たした。
ラリー期間中は各所のSS(スペシャルステージ)区間をティンワルド(マン島議会)の法律によって閉鎖。ラムジーやキャッスルタウンなどの市街地を走るモナコスタイルのステージや、高い土手草に挟まれた非常に細い農道を使用するステージを特徴とする。
サービス区間はTTグランドスタンド(ダグラス)に固定され、数ステージごとにサービスをここで行う。
各ステージ間の移動(リエゾン)距離が短く、そのリエゾン区間に使用される時間が短いため各ステージ間での修理復旧が難しく、またステージの厳しさから毎年多くのリタイヤを生み、完走することが非常に困難なラリーである。
【2020年追記】
2013年に50周年の節目を迎え、益々隆盛が期待された同ラリーであったが、2018年には開催間際でキャンセルとなり、最後の開催は2017年となった。