そしてもう1人の新たな若い仲間・・・
彼と我がチームとの出会いは、ちょうど1年前の新城。

と言うか、彼が私たちを知ったきっかけがこの新城ラリー。

なんと、ラリー車に貼ったステッカーのURLから私たちチームにアクセスしてくれました。しかも遠い遠い岐阜県から・・・
そんな行動的な彼は、6月のモントレー(グラベルラリー)では、HRCR Team Japanのサービス・クルーとして参加してくれました。
岐阜から群馬、一人旅で。

そして、MINI 生誕60年のお祝いにも(岐阜→横須賀、一人旅)。
駆けつけてくれました。

・・・で、そんな彼は
昨年10月のハイランド・マスターズ(今度は彼の地元)では、コ・ドラ、デビューを果たします。

もちろん、コ・ドラ実践指南役は
親ビン

その後、横浜ヒストリック・カー・デイ後のツーリング(ロードラリー形式)にも参加してくれて、既にTeam の一員!!というか、頼もしい戦力になっていただいております。

で、私たちチームとの出会いから1年後の、まさしくその「新城ラリー」で・・・

ラリー2戦目!!(この後、さらにすごいことになる計画も・・・)
まさに、「ホップ!ステップ!!ジャンプ!!!」な、彼のレポートです。
新城ラリー2020 参戦レポート
新城ラリー#52、Co-DriverのYamamotoです。
高山ハイランドマスターズに引き続きCo-Driverとして参戦しました。
新城ラリー2019年には、Spectatorとして参加し、そこでGraceのMiniに魅了されてから早1年、まさか自分がこの場に、Competitorとして参加する日が来るとは、その時は予想もしておりませんでした・・・
さて、そんな感慨に包まれて幕を開けた新城ラリー2020!

幕を開けてみたら無観客試合・・・(観客が居ないラリーがこんなにも面白くないなんて!)
おまけに、ライブ放送ではOPクラスは放映されず!(JNクラスと同じエントリーフィーを支払っているのに!)
さらには車両火災により、Day1のステージが2つもキャンセル!といろいろなことがありました・・・
さて、全体の振り返りはこのあたりとして順番に振り返りをしていきます。
今年から、DriverのSumidaさんのCo-Driverとして各ラリーを回っていく予定の初戦!
結果から言えば、辛くも完走という内容でしたが・・・
まず、今回搭乗した車両は、フォード・エスコ!・・・トヨタTE27レビン!
外装は某エスコートを1周り小さくしたような印象の車両でした。
インパネ周りの設計のおかげか、たいへん静かでレッキ中もヘッドセットがいらないくらいでした。
FRだからか、Miniよりも内装が狭く感じられたこと以外は気になるところが無い車両でした!

肝心のレッキはというと・・・
ドライバーや車両により、ペースノートの作り方が違うということを実感したレッキでした・・・

まだまだ、勉強することがたくさんです・・・
ただ、レッキをゆっくり目で走ってくれたのでペースノートは作りやすかったです!
あと、意外と酔わなかった笑
さて、そんなレッキを終え迎えたDay1!
スタートしていきなり、車両火災によりステージ1船着がキャンセル!
同じステージを使ったステージ4も午後になっても復活せず、キャンセルとなってしまいました・・・
午前中のほうらいせん、鬼久保では記憶する限りではロストせず完走しましたが、何か物足りない・・・
・・・エンジン音が足りない!
速度が出てなくてもいいから、エンジン音が響いてくれたほうがペースノートを読んでいてもテンションがあがる!
その思いをDriverに伝えたところ、午後からはDriverも車両に慣れてきたところなのかエンジン音高めで走行してくれました!
そんな中でDay1最後の鬼久保。
コーナーを曲がって見えた、落ちているバンパーと、クリッピングポイントに落ちていた轢かれた鹿に気を取られていたらロスト!
高速コーナーばかりで特徴が少なかった道でもあり、最後まで道に戻ることはできませんでした・・・
一日目は、車体に損傷もなく無事に終わりましたが、その夜に事件が!
Manx National Rallyのエントリー台数が残りわずかしかないことが判明!
慌ててエントリーを終えて、(スマホでの英語入力は大変だった・・・)
迎えたDay2

ステージ1本目、雁峰西
走っていて驚いたのはそのリタイア数!
確かに、砂利もありGAPも多くSlippyな道でしたが、こんなにも動けなくなってしまうものなのかと驚きました・・・
雁峰西を2回目に走った時は、Competitorの皆さんは無事だったみたいで崖の上や安全な場所に避難してラリーを観戦しているのが見えました。
あんな至近距離でラリーを観戦できて、正直うらやましかった・・・笑
そんなことを思っていたら、最終ステージの鬼久保でまさかの我々が乗っている車両がクラッシュ!
水を吸った杉葉が集まっているところを踏んでしまったみたいで、スリップ後の体制の立て直しが間に合わず、ガードレールに激突・・・
Hansのおかげで、頚椎捻挫などにはならずに済みましたがあれがなかった時代のことを思うと恐ろしい・・・
いや、ほんと、安全装備って大事・・・
なんとか車両は自走でき、完走はできましたがラリーって楽しくて面白いけど、ちょっとしたことで何が起こってもおかしくない競技だということを実感しました・・・
そんな感じで、新しいこと、楽しいことをいろいろと経験できた新鮮なラリーでした!

もちろん、恐ろしいことも経験しましたが、僕の中では、それがラリーを辞める理由にはならないとも感じました。
今回の経験を活かし、これからも勉強していき、Driverを速く気持ちよく走らせてあげられるようなCo-Driverを目指して、ゆくゆくはその経験を活かしDriverも経験できたらなと思います!
最後に、モータースポーツ未経験の自分にラリーへの参加の道を示してくれたHRCR(J)の皆様には感謝してもしきれません!
今後とも末永くお願いいたします!