シェイクダウンの行われるSlypskapelleという町は、Rally HQ のあるRoeselareという町から真っ直ぐ伸びているN32(N道路)を南下したところに位置します。
私たち観光組みはラリー期間中の2日間、このN32を中心に行動することが多かったようでした。シェイクダウン近くのGS(Total)のトイレには何度もお世話になりました(無料)。ベルギーでは(フランスでもそうでしたが)トイレを探すのに苦労します。しかも、ほとんどが有料。
高速道路PAでは
70セントを支払ってトイレを利用すると、この券が発行されます。その後買い物の支払い時にこの券をレジに渡すと70セント値引きされます。順序を間違えなくて良かった〜!!(買い物をした後でトイレを利用すると、当然ですが値引きされません。)
ちなみに、凱旋門地下、シャンゼリゼ通りのトイレでは€2(物価も高い)を、怖そーなオバハンに取られました(こちらはもちろん返金されません)。ヨーロッパでは、トイレは有料が常識なんですね・・・その点日本は良心的ですね。
フランスのフリーウェイPAのトイレは無料でしたが・・・
話がだいぶ外れましたが、SS(スペシャルステージ)観戦もこのN32沿いが多かったと思います。
さて、ランチを終えたTeam Japan一行は再びこのN32を南下しシェイクダウンの行われる町へ向かいます。
シェイクダウンのサービスエリアは・・・
(黒い部分がそのサービスエリア??)
教会を中心にした路上???にしか見えませんが・・・
えっっ!ココでいいの???恐るおそる競技車2台とサービスバンを停車します。
まさしく、人ん家の前・・・
#9741コ・ドライバーが、
「ココへ来て、やっと意味がわかった!!」と・・・
シェイクダウンのサービス設置の注意事項
「家の入り口には敬意を払いましょう!」
こう記載されているのだそうです。
なるほど、ココに来るまで理解できないのも無理はない。
シェイクダウンのこの日、午後から夜遅くまでこの町の住民達は、ご自宅前をラリークルーのために提供してくれるのです。夜22時まで、ラリー車の爆音が響き渡っているわけです。
「敬意を・・・」ですよね。
早速、サービス設置を開始。
見る見るうちに、住宅地がサービスパークに早変わり。
ベルギーの天気もイギリスと同じで「女心と秋の空」・・・カーッと晴れ渡ったかと思いきや、数分後にはどしゃ降りの雨になります。このラリー期間中そんな女心の繰り返しでした。
ラリークルーがシェイクダウンHQが設置されているパブから戻ってくる頃にはすっかり晴れ渡り、雨着からTシャツ一枚になって作業開始。
ラリースポンサーを含む大量のステッカーを競技車の指定された位置に貼ります。どうしても、ミニはボディー面積が狭いため、いかに効率よくそのスペースを使い、なおかつ見栄え良く指定されたステッカー全てを貼りきるか・・・ドライバーのセンスが問われます。
何度もこの光景を目にしたような気がします。
「ハイっ!次!!」
チームメンバーと「あーでもない、こーでもない、ワッハッハ♡」楽しそうなドライバーを尻目に、
受取ってきたばかりのロードブックを片手に迷える孤独なコ・ドライバー・・・
「やっぱり、昨晩もう一杯(beer)やっておくべきだった!!」
やはり、コ・ドライバーって偉大だなぁと・・・つくづく感じます。
さて、#9741 or #785 ドライバーのセンスはいかに??
#785 ドライバー作
or
#9741 ドライバー作
どっち??
スペースを効率よく使って、しかも見栄え良く!!!
私個人的には・・・
やっぱり、やめておきましょう!!
何れにしても、ミニのラリー車はカッコイイ!!は間違いありません。
だいぶ、陽が傾きかけてきた18時過ぎ・・・いよいよシェイクダウンが始まりました。
静かな教会の町が一変して、お祭り騒ぎに。
#785クルーは、2年振り。
コ・ドライバーは、ラリー自体が2年振り(ドライバーは全日本ラリーを、その間3回走っている)。
そして、こちらの#9741クルーも、海外ラリーは2年振りとなります。
Team Japan COVV 2019 海外遠征・・・いよいよスタートです!!
そして私ブログ長・・・4年越しの海外遠征同行!!楽しむモードは最高潮に。