Team JAPANの4台のミニは、ここまで深刻なトラブルもなくDAY3、最終日を迎えました。あとは思わぬアクシデントが起きないことを祈るだけです。ホテルを出発する#785コドラのOkanoさんも、静かに闘志を燃やしています。
スペクテイター組は、どこで観戦するか悩んだあげく、早い時間帯のSS16“Dolagh”で観戦し、道路が閉鎖される前にグランドスタンドに戻りフィニッシュを見届けることに。
“Dolagh”までの道のりを頭に叩き込み出発。マン島の道路はさほど複雑ではないし渋滞もないので、結構すんなりと目的地に到着し、ラリー車が来るのを待ちます。
・・・ところが、何か様子が変です。どうやら、またステージキャンセルになったという噂が・・・。
他のスペクテイターが去りはじめ、正式にステージキャンセルの情報が入ってきました。なんと2日連続で“観戦場所まで行ってのキャンセル”という残念な結果となってしまいました。
じゃあ、せめてフィニッシュはしっかり見よう!ということで他のステージには行かず、まっすぐグランドスタンドに向かうことにします。
結局、最終日の観戦はグランドスタンドのみということになってしまいましたが、最後のサービスを受ける4台と、限られた時間の中で昼メシにがっつくみんなの様子を見ることができました。
あとは2ステージを残すのみです。4台を送り出したあと、時間を見計らってゴール前のコーナーに陣取って、記念すべきフル完走の時を待ちます。
グランドスタンドやコースサイドが観客でいっぱいになり、エンジン音が近づいてきました。先に別カテゴリーのフィエスタやエスコートが次々とゴールして行きます。中には派手なパフォーマンスで観衆を盛り上げて行くサービス精神旺盛な人もいます。
そして待つこと数十分・・・うーん、まだ来ない。まだラリーは終わってないので「ゴール直前でアクシデントなんかありませんように・・・」と祈るような心境です。
その時、聞きなれたミニのエンジン音が。来たか?・・・いや、別チームのミニでした。でもそれは、そろそろ近いということ。カメラのファインダー越しにコース上をじっと見ていると・・・
キター!
無事4台がフィニッシュしました!(興奮してKitani号のゴールの瞬間が撮れてませんでした。スイマセン)
いやー、やりましたね。「満身創痍」ではなく、意外なほど「あっさり」とやってのけてくれました。この瞬間を一緒に体感できて光栄です。
コンペティターの皆さん、サービスの皆さん、おめでとうございます。スペクテイターは声援を送るだけでしたが、感動は十分に共有させていただきました。
Team JAPANのキャッチフレーズは、トップページにあるとおり「おじさんには夢がある。」です。そしてこのチームには、夢を夢のままにせず、ラリー出場、完走と、ひとつひとつ現実のものにしていくおじさん達が(おばさん達も?)います。
そして、もうすでにRally Isle of ManのHPでは次回へのカウントダウンが始まっています。チームのメンバーは次回の計画を立て始めているようです。おじさん(おばさん)達の夢はまだまだこれからも続きます。これからもTeam JAPANへのご声援をよろしくお願いいたします!(完)