「我々の知らないところで・・・」
2015 RIOM 観光チームの2人は、
BALLASALLAにある目的の中華料理店に無事に到着し、早速チャーハン…注文をしました。
種類は、チキン・ポーク・ビーフ&シュリンプの4種類。計16人分の注文のため、それぞれ4食ずつ注文しました。
マン島でチャーハンの大人買い。なかなかできない経験です。
厨房では、フライパンを振る音が永遠と続いていました。「ご飯足りる?」なんて心配しながら、待つ事30分。
無事に「指令その③ 任務完了!!」しました。
「とりあえずホテルに戻って、ビニールテープ捜索戦略会議を・・・」
再び、ダグラスプロムナード、スタート地点・・・
エントリー競技車がスタートを待ちます。
そして、こちらはTEAM JAPAN
今回、RIOMスタート地点という大役を任されたTEAM JAPANの次世代を担うこの2人が、エントリーゼッケン#001から競技車を順に送り出していきます。
そして、「降ったり止んだり、晴れたり曇ったり」”イギリスは1日の中に四季がある”と言われる程…
ここマン島もしかり、雲行きが怪しくなってきました。
そういえば…3年前のこの夜も土砂降りでした。
私はその時グランドスタンドで、競技車2台の初サービス作業を前に、不安を抱え、寒さに震えながら緊張でいっぱいだったこと…思い出しました。
そして3年後のこの夜も、TEAM JAPAN の4台がスタートをきる頃には、土砂降りの雨が降り始めていました。
残念ながら、Leg-1でのSSの画像がありませんが、このグランドスタンドでの画像をご覧いただければその厳しいステージラリーの様子がお分かりいただけると思います。
緊張感がひしひしと伝わってくると思います。
サービスのこの2人ももちろん…
疲れはピークに。
あっっ!この2人は例外ですが・・・
疲れ知らずのタフな(ノー天気な)ROSEクルー。
そして、TEAM JAPAN競技車は、Leg-1のSSを4本走ってこんなことに・・・
あっっ!!この2人は別です・・・
逆境もなんのその・・・
向かい風を追い風に・・・
ステージラリーを楽しんでいるようです。
そんな中で、雨風をしのぐ場所もなく、ずーっとここで競技車を送り出していたこの2人・・・
ホテルに帰ってきたのが、夜中の12時過ぎでした。しかもずぶ濡れで・・・
一番タフだったのはこの2人かもしれません。
しっかりミッション…やり遂げました!!
ミッションといえば・・・ビニールテープの2人は。
ダンボールに入れた大人買いのチャーハンを抱えホテルの部屋に戻りました。
多分、ビニールテープのミッションはすっかり忘れ去っていました。
で、やっとこの12時過ぎにグランドスタンドにデリバリー。
行動科学で「マシュマロ・テスト」という最も有名なテストがあるようです。
園児が、報酬一つ(マシュマロ1個)をただちにもらうか、一人きりで最長20分待ってより多くの報酬(マシュマロ2個)をもらうかを、選ばせるというテスト。
「マシュマロ・テストで我慢できた子供は社会的に成功した。」という結果。
自制心がいかに重要であるか!!
テイクアウトしたチャーハンを今すぐ2人だけでホテルの部屋で食べるか、
我慢して、グランドスタンドでLeg-1終了後にクルーの皆さまとその結果を聞きながら楽しく食べるか・・・
あの時の自制心の無さ…反省です。
しかも、6時間もグランドスタンドに向かうことができない状況までも、自ら作り上げてしまったこと。
3年間もの間、あんなに憧れ続けたマン島に来ていたのに・・・
GUINESSを我慢できなかったこと・・・
「謝らなければいけないこと」
「我々の知らないところで・・・」
チャーハンをもっと早くグランドスタンドに届けられなかったこと・・・謝りたいと思います。
気を取り直して、Leg-2に続きます。