…その後です。
今回は、少し長くなります。
キャッスルタウン(マン島の地名)のステージ(SS-13,14)を思いがけず、満喫することができた、我々サービスクルー一行は再びサービスエリアであるTTグランドへの帰路に…
帰路のサービスバンの中で、#19(2012年のゼッケンNo.)コ・ドライバーから連絡を受けました。
「SS-14の途中で、エンジン・ブロー…。SS-14のフィニッシュ位置で牽引を待つ。」
サービスバンで#19とドライバーとコ・ドライバーを迎えに。
牽引されてサービスエリアに帰って来た#19のエンジンを…
わかりづらいので…
このピストンが、今はこんな記念品になってます。授与式の模様はこちらで
ピストンってこんな風に溶けるんだ…
ラリーって過酷なんだなぁ…
ここで、 #19の初挑戦は終了。残念だけど、「初戦で完走」そんなに本場のステージラリーは甘くない。とあの時誰もがそう思ったはず。もちろんドライバーも。
ところが…
まさしく”Midnight Angel”が我々の元にあの晩舞い降りたんです。
この人です。
ラリー3日目だけの約束でエンジンを提供してくれたんです。しかも無償で…
そして、絶対に「このエンジンで明日完走しろよ!!」という条件付きで。
正直言って、鳥肌が立ちました。
エンジンをサービスバンに積み込んでサービスエリアに戻りました。
DAY2の23時を過ぎていたと記憶しています。残された時間は7時間。
作業開始です。
私は、マン島に到着してから全く時差ぼけで眠れないでいましたが、この日の日中、他のサービスメンバーに
「いくら何でも、もう限界でしょ。今夜はホテル帰ってバタンキューで爆睡するから!!」
そう、「今夜は寝るぞぉ!!」宣言していました。それが…
ココで仮眠を取ることになるとは。
そして、あの晩の映像です。
そして、#19が無事に3日目のスタートを切った後で
サービスクルーは…
今年、初同行サービスクルーの不安をあおってどーするの??
m.izawa